“くり”めぐりあい物語

“くり”めぐりあい物語

第九話

より濃く、よりツヤめく
晩秋の栗きんとん

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今月は【栗きんとん-美玖里-(みくり)】


新しい素材を求めて
出会った感動の栗

今から9年ほど前のこと。素材探求の旅で熊本県菊池市を訪れた際、「新しい品種の評価をしてほしい」とJAの方から声をかけていただきました。そこで出会ったのが晩生品種の栗「美玖里」です。他の栗と比べて黄色味が強く、実際に味わってみると、ほくほくとした食感で栗本来の甘さと香りがふわっと広がります。色の美しさ、そして味の濃さに感銘を受けたことから、恵那川上屋では晩秋にふさわしい栗きんとんの素材として「美玖里」を選び抜き、新たに商品化しました。発売以来、お客様から毎年ご好評をいただいています。

ぐっと甘みが増したほくほくのおいしさを

栗の品種名「美玖里」には、美しく「美」、見た目が優れ「玖(=美しい黒色の石のこと)」、普及して産地「里」が豊かになってほしいという願いが込められているそうです。その思いを大切にしたくて、栗きんとんの商品名に「美玖里」を打ち出しました。期間限定の商品として、栗の品種や収穫時期によって異なる栗きんとんの味わいを楽しんでいただきたいといった思いも込めています。気温が一気に下がる10月に収穫することによって、糖分と風味が凝縮された栗。

素材のよさをより引き立てる、熟練の技術  

栗は鮮度が命のため、採れたてのうちに素早く加工する事にもこだわっています。素材の持ち味を存分に生かしながら熟練の技で炊き上げた後、生地を冷凍して寝かせることで、さらに甘さがぐっと増した栗きんとんに仕上がります。まさに珠玉の一品、年に一度限りのご紹介となるこの機会にどうぞお試し下さい。

黄色い実の美しさと、ほっくり甘く濃い旨み。

素材探求の旅で出会った晩秋品種「美玖里」の魅力を存分にお楽しみいただける
恵那川上屋の晩秋を彩る栗きんとんです。