“くり”めぐりあい物語

“くり”めぐりあい物語

第二話

スペインの伝統菓子を
日本で愛される逸品に

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今月は【結タルト】


栗文化を継承する老舗
ホセ・ポサーダ社

恵那川上屋ではおいしい素材を求めて、国内はもとよりヨーロッパにも時々足を運んでいます。今から十数年前、ホセ・ポサーダ社と出会い、栗加工の品質と安全性の高さ、そして栗の文化や食の伝統を大切にしている姿勢に共鳴し、交流が始まりました。私たちは産地や現場の方々とともにお菓子を作り上げていきたいという思いのもと、スペインのガリシア州オウレンセ市へと向かい、栗畑や工場なども見て回りました。同社とは長年にわたって友好関係を築き、スペインを訪問する際は、新たな素材や伝統菓子について学ばせていただいています。
スペインではマゴストと呼ばれる焼き栗祭りがあります。栗を炒る炎は豊穣神の象徴で、収穫に感謝する目的で行われています。恵那川上屋でも栗の収穫に感謝をする豊年謝恩祭を行っています。

スペインとの交流から
生まれた「結タルト」

オウレンセの近く、聖堂で有名な町サンチティアゴには、古くから伝わる「タルサ・デ・サンチティアゴ」という名のアーモンドケーキがあります。ホセ・ポサーダ社とのご縁から興味を深めた、この素晴らしい伝統菓子を日本のみなさまにもお伝えしたい。そんな強い思いから栗など和素材と合わせ、スペインとの交流を記念して生まれたのが「結タルト」です。お互いが支え合い助け合って、永く交流がつながっていくことを『結』という文字に込めました。

さらにおいしく
今春リニューアル

そしてこの春、ロングセラー商品の結タルトを大きくリニューアル。アーモンドの豊かな風味がさらに引き立つように工夫し、岐阜県可児市産の里芋入りカスタードと栗の甘露煮を包み、もっちりと香り高く焼き上げました。しっとりとしたまるでカスタードプリンを凝縮させたような濃厚さ、なめらかなくちどけ、栗とのマリアージュを存分にお楽しみいただけます。
岐阜県可児市には「可児店」「咲久舎(さくや)可児御嵩インター店」の二つの店舗を構えており恵那川上屋にとって大変ご縁のある地となっています