“くり”めぐりあい物語

“くり”めぐりあい物語

第拾四話

職人技と真心で厳選素材を活かしきる、
贈答にふさわしい「栗水ようかん」

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今月は【栗水ようかん】


生菓子の風味を落とさず
お日持ちを伸ばす挑戦

創業時より受け継いできた独自製法により、厳選した北海道産小豆「むらさきわせ」をふっくらと艶やかに炊き上げる、恵那川上屋の「餡」。自慢の餡を使った水ようかんは、創業当初日持ちのしない生菓子として販売していましたが、「贈答用に使いたい」というお客様の声にお応えしようと個包装で箱詰めできるように容器から見直し、生菓子の風味を落とさずに日持ちを延ばす挑戦が始まりました。

素材を活かすため
一切の妥協はしない

新商品の開発にあたり、どうしても譲れない条件は『余分なものを加えず素材の風味を活かす』こと。保存のために砂糖を増やせば小豆や栗の風味は感じられず後味が悪くなります。そのため極力少ない砂糖で小豆を炊き上げ、栗の甘露煮の漬け込みシロップを使うことで水ようかんに栗の風味もプラス。熟練の和菓子職人による今までの経験と勘を頼りに、加熱時間や温度、羊羹液の配合をすべて見直し、何度も何度も試作を繰り返しました。そしてついに今までとは全く異なる製法で、保存料は一切使用せずに風味を損なうことなく殺菌処理することに成功したのです。

舌触りすっとなめらか、
優しい後味の水ようかん

恵那川上屋が独自に編み出した新たな製法は、職人がお菓子を食べて下さるお客様を思い、あきらめずに試行錯誤を重ねた賜物です。
砂糖の甘さでごまかすことなく、こだわり抜いた引きの良い優しい後味と素材そのものの風味、すっととけるようになめらかな口どけをじっくりと味わってお楽しみください。