“くり”めぐりあい物語

“くり”めぐりあい物語

第拾一話

釜の底から、栗きんとんが
ぎゅっと凝縮されたおいしさを。

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今月は【栗おこげ】


栗きんとんを炊き上げできる
副産物の「おこげ」

岐阜県東美濃地方に古くから伝わる郷土菓子、「栗きんとん」は栗に少量の砂糖をあわせて丁寧に炊き上げた、シンプルなだけに素材のよさが際立つ逸品です。
栗を炊き上げる際、釜底にできる副産物の「おこげ」は、もともと身内のおやつにすることはあっても、人前に出したり、商品化したりするものではありませんでした。一方で白ご飯のおこげ同様、好きな人にとってはできあがりが楽しみな部分でもありました。程よく水分が抜け、濃縮された味にほんのり香ばしさが加わった栗のおこげは、栗きんとんとは似て非なる独特の味わいです。干し芋に近い食感で、ほくほくとした焼き栗のような風味も楽しめます。

地元のみなさまの声から商品化
評判は恵那から全国へ

「釜の底に残るおこげを食べたい」という地元からの声を受けて、恵那川上屋では「栗おこげ」として販売することにしました。癖になるおいしさが好まれて評判は徐々に広まり、近年は全国からご要望をいただくように。毎年シーズンを心待ちにされているファンの方もいらっしゃいます。

毎年即完売!
入手困難な希少品をご案内

栗を炊き上げる時期と合わせて、秋から冬までの短い期間に少量だけできる「栗おこげ」は、大変希少な商品です。釜からこそげ取ったものをそのまま袋に詰めているため、形や厚み、かたさにばらつきがあるのも特徴の一つ。厳選した和栗と少しの砂糖を炊き上げて生まれた、シンプルでいて味わい深い季節のお菓子を、年に一度のご案内となるこの機会にぜひどうぞ。