そう、この味。
栗菓子の代名詞、
これこそが、
『 栗きんとん 』
日本のおへそにある栗の里、
恵那から自信を込めておくる、
黄金色の秋の味。
口の中で
栗が丸ごと香り、
しっとりと、
ほどける食感が
愉しめる。
甘さ優しい
栗のおかし。
私たちのつくる栗きんとんは、 小さな栗の形をした綺麗な黄金色のお菓子です。 なぜ、美しい黄金色なのでしょうか? それは、生産者さんが大切に育てた栗のひとつひとつを 丁寧に選別し、栗きんとんにふさわしい 選び抜かれた栗を使っているからです。
だからって選ばれなかった栗は、 捨てられているわけではありません! 私たちは、地元でできた農産物のの廃棄物を無くそうと あらゆる一次加工を行えるよう整備を進めています。 それぞれの栗にあった加工方法、 そして職人の知恵と技術を生かし、 まるで、魔法をかけるように、 美味しいおかしへ変身させているのです。
小さいけど、
手のひらにのせてみるとわかる、
ずっしりとした
“おもみ”。
そこには、
栗そのものを、
秋の香りを
洗練され磨かれた味を
そして作り手の想いを
茶巾でぎゅっと絞ることで
たっぷり凝縮されて詰まっています。
~江戸時代
中山道の宿場町として栄えた中津川市や恵那市では、古くから山栗が収穫され、栗を使ったお菓子や料理が作られ、親しまれていました。
江戸時代~
街道を通る旅人をもてなす為に、栗を茹で茶巾で絞って振る舞われたおかしが「栗きんとん」の始まりといわれています。(諸説あり)
明治時代~
中津川、恵那の東美濃地方で栗菓子の専門店が軒を連ねるようになり、商品として、出張のお土産などとして喜ばれ、各地で評判となりました。
栗きんとんは、初めて食べた人でも
なぜか、どこか懐かしくて、ほっとする味がします。
秋の香りが、口の中でフワッと広がり
ほっこりとした食感からも、季節を感じます。
素材を生かし、甘すぎず、もちろん砂糖も控えめな
おとなはもちろん、こどももうれしい
旬を味わうおやつです。
私たちのつくる“究極の栗きんとん”は
子供の頃に食べた、その日の朝に採れた栗を炊きあげて作ったもの。
だからこそ生産者から納品された
採れたての栗を菓子工房で迅速に一次加工します。
その工程は、栗を蒸し、鬼皮を割って除き、
裏ごしして栗のペーストを作るというものです。
これが栗きんとんのたねになるのです。
まさに、栗畑でできた栗(おかし)なんです。
栗きんとんを1年中楽しんでもらえるよう。
私たちは季節にあった栗きんとんをつくりました。
春には、栗の生産者が作った自然薯を使った練り切りで包んだ
口溶けの良い『里長閑』
夏には、菓子職人が趣向を凝らして作り上げた泡沫生地で包んだ
つるんと、冷たい喉越しの『栗観世』
冬には、(長野県産)市田柿の干し柿で栗きんとんを包んだ『ひなたぼっこ』
どれも、栗の風味をしっかりと感じつつも、それぞれの思いがこもった
季節にぴったりの逸品です。