超特選栗部会 新田農園 新田耕三さん

先代が開墾した畑を引き継いで、1.8ha、約900本もの栗の木をほとんど一人で管理されている新田さん。植えられている7種の品種のうち7割が「胞衣」です。

 胞衣は極早生に開発された品種で、この地域では一番早い8月の25日前後に初めての収穫があります。1日でも早く恵那栗の収穫を待ちわびているお客様には期待の新種で、さらなる増量が望まれますが、早生は梅雨前後の天候の影響を大変受けやすく、晩生に比べると収穫量がその年によって大変不安定なため、農家の方も思い切って増産できない事情があります。今年も4月の遅霜や、低気温の影響を多大に受け、胞衣の終了は減量してしまいました。残り3割の中生・晩生の品種でなんとか持ち直し、総量でわずかの減収にとどまったと話されていました。自然の影響を直接受ける農作物、農家の方の気苦労も大変なものですね。

雌花が出る時期には温かく、葉の育つ頃、毬が膨らむ頃にはほどほどの降雨を。梅雨にはたくさん降って、土用には適度な日照。朝は涼しく、昼は暑く、そして実の落ちる頃には台風の通過もなく。というように、今年の秋においしい恵那栗のきんとんをたくさん食べていただくには、天候への心配がいっぱいです。天候が少しでも作物に適さないと、生育状態や味、品質が大きく変わるだけでなく、病気や虫も増え、大きな打撃を受けてしまいます。

人知ではどうすることも出来ないお天気と共存して栗を育てられている農家の方々。栗好きの皆さんも、折々のお天気を気にしながら農家の方々のご苦労を想い、今年の豊作を是非お祈りしてください。季節の畑の様子なども順次発信していきます。

新田さん、春先の不安定な天候に左右されやすい胞衣の栽培、大変でしょうが、全国の皆さんの期待に応えてどうかお体に気をつけてがんばってくださいね。

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(ご夫婦で支え合って広大な畑を管理されている新田さん)

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