かりやすちまき − 幸福の黄色いちまき −

Written on : 06.02.10

全国的には5月5日が端午の節句ですが、ワタシたちの住む岐阜県東濃地方は、1ヵ月遅れの6月5日に端午の節句を祝う習慣があります。

ですので、6月の空を泳ぐこいのぼりを見かけるのも、この地方ならではの光景です。

そしてもう一つ特有なものに、笹の葉ではなく「かりやす」の葉で巻いた「かりやすちまき」があります。

6月に入ると職人見習いの従業員が、近隣の山や原っぱにかりやすの葉を求めて入ります。

果敢に草に分け入る若者2人

手足がかゆくなる大変な作業ですが、今年もたくさんのかりやすを採ってきてくれました。

ススキにとてもよく似ているのですが、ススキと違って茎はスルッとして毛がはえていません。

束ねたかりやすの葉で餅を包む

洗ったかりやすの葉を15〜16本束ねて、その上に餅を置きます。

くるくると手際よく餅を巻く

餅をたくさんの葉で包んで、キュッキュッとしばっていきます。

巻き上がった「かりやすちまき」

巻き上がりました。

1日150本ほど巻き上げると、巻いてる本人も採りに行った者同様に手がかゆくなる、職人泣かせの難儀な植物です。

ですが、蒸しあがると中の白い餅がやさしい薄黄色になって、それを見て「幸福の黄色いちまき」とよぶ人もいるそうです。

今ではほとんど見られなくなった「かりやすちまき」ですが、恵那川上屋では今年も6月の端午の節句に合わせて店頭で「かりやすちまき」の販売をいたします。

蒸しあがって火の通ったかりやすの葉でかゆくなることはありませんから、ご安心ください。

希少で美味しい「かりやすちまき」は6月の4、5、6の3日間の限定販売となります。

 

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コメント(6)

こんばんは
へえ、ちまきてこのようにして
制作するんですね

恵那川上屋工房日記さん

おはようございます。

>全国的には5月5日が端午の節句ですが、ワタシたちの住む岐阜県東濃地方は、1ヵ月遅れの6月5日に端午の節句を祝う習慣があります。

毎年恒例の楽しい行事ですね♪

>1日150本ほど巻き上げると、巻いてる本人も採りに行った者同様に手がかゆくなる、職人泣かせの難儀な植物です。

これは確かにそうですねぇ・・・・かゆくなったり、手がきれちゃうこともあるんでしょうね^^;

皆さん毎年楽しみにしているちまきなんでしょうね(^―^)

おはようございます 恵那川上屋さん

かりやす、は染料のようですね
保存目的より色をつける目的に重きを置いたのかな