山岡の糸寒天
Written on : 03.09.10
羊羹や、夏の菓子素材として大切な寒天。
ワタシたちの住む恵那市山岡町は、昔から寒天作りが盛んです。
四方を山に囲まれた山岡町は、寒暖の差が激しく寒天を作るには適した気候で、ここで作られる寒天は全国生産量の9割をしめています。
昨年同様に、和菓子工房の若者2人が寒天作りの研修に出かけました。
寒天に使用する天草は、伊豆、九州、そして韓国から仕入れているそうです。
仕入れにあたっては、問屋まかせにはせず、自身の足で出向いて、長さや色など自分の目で確かめて仕入れます。
そうすることで、安定した品質の良い天草を仕入れることができ、手間ひまかけて少しでも良いものを作りたいという職人の心意気を感じます。
仕入れた天草は、洗って煮て、漉して固めるという作業を早朝から夜中までかけて行い、そして天日に干し乾燥させます。
30日ほどかけて凍結と乾燥を繰り返した糸寒天は、粘度と強度があり、色は真っ白でキラキラしてとてもきれいです。
日頃菓子素材として使っている寒天の製造過程を知ることは、その仕事に携わる生産者の心を知ることにもなります。
いただいた素材を、少しでも活かすことができるような菓子作りをしていけるように、今回参加した若者2人には大いに期待したいと思います。

(山岡の糸寒天を使用した【栗匠】)
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.enakawakamiya.co.jp/mt/mt-tb.cgi/434

おはようございます 恵那川上屋さん
>製造過程を知ることは、その仕事に携わる生産者の心を知る
魂の繋がり、食する人が感動する理由でしょ(^^)
こんにちは木仙人さん。
何気なく使っている材料も、それを作っている人の顔を知ると、使い方にも心がこもって大事にできますよね。